先月末、娘が1歳になりました。
やっと1歳。もう1歳。まだ1歳。
色んな思いはありますが
自分の誕生日より、ごめんなさい、旦那さまの誕生日より
この「娘1歳」の日は待ち遠しく、張り切っていました。
娘がいたおかげで、気づけたことや
ガラッと変化した自分の価値観も愛おしく。
娘きっかけで、出会えた人や仲良くなる機会をもてた人、
電車の中でお話しした人、児童館で談笑した人がいて。
人の優しさや、逆に自分の中にあったやわらかい感情も。
数え切れない気づきが、このたった1年にありました。
1歳の記念に写真を撮ろうと
前々から張り切っていて、色々考えたりしていたんですが
当の娘は、いつも通りお昼寝の時間で寝たまま。
それも大事な瞬間だね、とパチリ。
1歳を機に、急成長するとは聞いてたけれど
日に日に人間ぽくなっていく娘が頼もしくも嬉しくもあり
寂しくもある 勝手な母心。
お母ちゃん、あなたの「お母ちゃん」になれて嬉しいです。
上目遣いをする娘。
携帯のインカメラで撮ろうとするとこうなります。
ようわからんが、アゴ引き過ぎ傾向にあります。
まもなく一歳を迎える娘。
私もようやく妊娠前からのお付き合いさせてもらってる人達と
心に余裕を持って会えるようになったので
ランチなんぞ誘ってみたのが前回登場の高山都嬢と
その共演した映画のスタイリストしてくれてたコと。
娘はいつも通り、本日も終始やんちゃでですね。
じっとしてない。ベビーカー乗らない。
ご飯あんま食べずに赤ちゃん用菓子をがっつく。
飲んだ水を出す。ものをひたすら投げる。
大声で反り返ってテーブルで頭打って。
自滅からのぎゃん泣き。
こう書くと「大変だね」って言われるし
自分でも「大変だった」って気持ちになりがちだけど
よく行く児童施設にいらっしゃる
私の母くらいの保育士の先生はいつも
「あら、今日も娘ちゃんご活躍ね!」
初めてこの言葉をかけてもらった時
ふと力が抜けたのを今も覚えてます。
エネルギーいっぱいの娘をのびのびと遊ばせてやりたいので
そういった施設をよく利用するのですが
同じくらいの赤ちゃんが好きな娘はどんどん近寄って
髪を引っ張ったり 叩いたり チューしたり 上に乗ったりして。
大体の赤ちゃんを泣かせてしまうんですね。
元気な赤ちゃんの成長過程ではよくあることですが
「ごめんね!」「ごめんなさいね!」
とその都度謝ってハラハラしながら後をついて回ってた日々でした。
わかっちゃいるけどあたふた。
でもその先生の「ご活躍ね!」の言葉で
ものすごくポジティブに受け止められるようになって。
相変わらず謝ってついて回るけれど、前とは違う感じ。
今日会った二人にも温かく見守ってもらえて
私もちょっとあたふたしかけたけど
「お母さんって凄いね」なんて言ってもらえて
平静装いながら、ちょっと「へへ」ってなりました。
なんて。
こんな風に母はちょっとしたことで日々ゆらゆら揺れながら
「どすこい母ちゃん」への険しい道をひたすら突っ走るのであります。
先は長いぜ。
高山都 ちゃんと。
なんと。夜の21時半くらいの写真です。
なんと。って。
大袈裟な感じだけど、私にとっては大事件。
子どもが産まれてからやったことがなかった事を
先日やってみました。
夜のおでかけ。
一人。
仕事でなくプライベートで。
それまで朝から晩まで
どこへ行くのも子どもと一緒。
ごはんもお風呂も寝るのも一緒。
買い物も病院も一緒。
仕事場にだって一緒に行っていたのですが。
まもなく一歳になる娘と夫に
今回だけは甘えてみました。
「サマーリフレイン」という作品を機に
気の置けない長い付き合いになったメンバーが集まるということで
渋谷に21時に行ってみました。
21時。下手したら娘と寝てる時間。
「なんと」と書いたのはそういうこと。
およそ1年半ぶりの夜の渋谷は明るくて
ドキドキが止まらなくて浮き足立って
上京したばかりの頃を思い出してました。
そして。
久しぶりに会った映画仲間たちとのふれ合いは
私に元気とちょっと忘れてた感覚や刺激をくれました。
幼い子どもがいる人にはきっとわかってもらえるかな。
一人で出かけるのはとても嬉しいのになんだか心許ない感じ。
ゆっくりしたい気持ちと早く帰りたい気持ちの微妙なバランス。
誤解を恐れずに言うならば
それでも言葉に表せられないくらいの開放感。
シンデレラよりは早く帰りましたが
まさに気分はシンデレラでした。魔法の時間。
寝不足なのに妙に元気な翌朝で。不思議だけど納得。
家族の愛おしさはひとしおでした。
たまーーーーにの魔法は凄い効果です。感謝。
遅くなりましたが、13日に誕生日を迎えました。
沢山お祝いの言葉をいただいて
今年も嬉しい誕生日になりました。
ここで改めて御礼を言わせてください。
ありがとうございます。
今までの人生で記憶する限り
一番ドタバタで、時間の経過が早く感じる1日でした。
でも。あたたかい1日でした。
写真のお花は、当日の朝に家へ届いたものです。
夫からでした。
当の本人はお花が届いた時
リビングで娘を抱っこして素知らぬ顔をしてました。
毎年、母にも産んでくれた御礼を伝えるのですが
自分も経験したおかげで、今年は気持ちの込め方が違いました。
本当にありがたい。
新しい気分で、新しい自分を磨き上げる
攻めの1年で頑張りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
神農幸
映画「ゆれもせで」で
私が演じた女の言葉です。
「地震があった時、もう何が起こってもおかしくないんやと思いました。」
10日の煙霧。
1年ぶりに映画の現場にいて遭遇しました。
「何が起こってもおかしくない」という意識が
各々の中に芽生えて根付いてる感じが
昨日の煙霧の時のみんなの反応にあった気がしました。
きっと「あのとき」から。
煙霧の正体は「ほこり」だったらしいですね。
同時に「何がほんまかわからん」時代になったという
そんな感じもあります。正直。
それもきっと「あのとき」から。
11日は家族3人でいれました。
娘の鼻風邪がようやく治って。
ストローで飲み物が飲めるようになって。
そんな日でした。