産後3週間が過ぎました。
あっという間の日々。
正直、目の前で起こることにただ対処するのでいっぱいの日々です。
でも娘は、変わらずとても愛おしいです。ほんとに。
彼女はただ今、絶賛「便秘」中。
苦しそうに泣く彼女に、余裕がない時はおろおろしてしまい
その「おろおろ」がきっと伝わって余計に泣いてしまう。
そして「おろおろ」が増すということがあります。
そんな中「だいじょーぶ」と言いながら
娘のお腹をさすってくれる母の手を見て、色々思い出しました。
私もよくお腹や背中を、しんどい箇所や眠い時に
母のこの手でさすってもらったものです。
「指が短くて小さいから指輪が似合わへんって
お父さんは指輪買ってくれへんねんでー」
小さい手に若干のコンプレックスがあるのか
母はこのネタを度々話していました。
私も「確かにねー」なんて言いながら。
でもこの小さい手は、とてつもなく温かくて安心する手で。
実際、娘をさすっている母の手を見ているだけで
私自身が安心しているという凄さ。
この手で抱っこしてもらってさすってもらって
安心してきた感覚がふわーっと蘇りました。
記憶というより感覚で。
こういう風に、娘にも残るのだろうと。
だから積極的に触れていたいし、泣いたら抱きしめたいし。
言葉以上に伝わるものを伝えていきたいと思いました。
お母さんの魔法の手。
指輪の似合う手より、それがいい。
何よりも彼女の安定剤でありたいと思っています。
ちょっと前までお腹の中にいたのに
生まれてきた瞬間 不思議でしかたありませんでした。
6月28日の木曜日。午前中。
無事に娘を出産することができました。
ここに報告させて下さい。
経過も順調で 無事に退院もできました。
娘と触れあって過ごす生活は 始まってまだ数日。
大変じゃないと言えば嘘ですが
こんなに愛おしいものだとは思いもしませんでした。
正直、想像以上です。
彼女の反応一つ一つに
素敵に振り回されて一喜一憂しております。
自分自身に一番驚いています。
きっと私に力をくれる存在となってくれるでしょう。
しばらくは彼女と蜜月の日々を過ごします。
私の母と、母になりたての私と、娘との生活。
特別な夏になりそうです。
京都にいます。
昔から家族でよくお世話になってるお寿司屋さんの
女将さんからいただきました。
「遅くなったけど結婚祝いよー。一家に1セットやで。」
「!」
なるほど。
これは必需品だ。
なんだかんだ理由を付けて
ちゃんとしたものを備えてなかった我が家に
立派な避難グッズ一式がやってきた。
これから
守るべきものが増えるでしょ。
そうすると自然と怖いと思うものも増えるのね。
一人や二人で生きてきた時と違う感覚。
備えてもどうにもならない時もあるだろうけれど
備えたから安心というわけでもないけれど
怖がりすぎてもいけないとも思うけれど
より強く意識し続けたいと思っています。
女将さんありがとう。
大切なものを守れる強さもしっかり備えます。
散歩道です。
大人になっても緑のトンネルなんて見つけたら
テンション上がりますね。
穴があったら通りたいというか覗きたいというか。
穴といえば。
この冬から最近まで穿いてたタイツや靴下やら。
ほとんどかかとに穴が空きました。
たぶん歩くことが多かったからかな。
あらたに購入。
最近は五本指ソックスだらけです。
足首には女性に大切なツボが集まってるそうですね。
病院でいわれてからは
今までより冷やさないように冷やさないように。
靴を素足で履いても、足首はレッグウォーマーで保護。
冷え性の女性も夏は気をつけてね。
靴下もレッグウォーマーも、最近は可愛いものが多くて嬉しいです。
穴つながりで。
実家に帰って1週間くらいは
仕事も友だちも東京に置いてきたからか
心にぽかんと穴が空いたようでしたが
今は平気。
焦燥感では全くなくて
ただの寂しがりで終わりそうです。
なんてなんて。
こんな悠長なこと書けるのも今のうちかな。
靴下に穴が空いても気に止めず
髪を振り乱しながらの日々が来るようです。
これから大変だよーって色んな人にいわれても
それでも そんな日々すら待ち遠しいのです。
あの緑のトンネルを一緒にお散歩する日が
きっと来るんだろうな。
近畿は梅雨入りをしました。
我が家も梅の季節になりました。
母が少しテンション高めに買ってきた青い梅。
「久々に梅酒を漬けようと思って」
買ってきた梅を家で量ると、思ってたよりグラム数が少なかったらしく
あらためて買い足しにお店に戻ったりしながら
かなり気合い入れてる姿が面白い。
昔からよく梅酒を漬けていた母。
好評で、父の実家に差し入れたりしていた頃もあったそう。
梅雨は毎年少し気分が滅入ったりもするけれど
こうやって青い梅をじっと見てると
なんとも爽やかな気分になるもんだなと。
今年の梅雨は平気そうな予感です。
心の余裕がそう思わせてくれるのかな。
東京に移り住んでから立ち止まることが怖くて
何があっても、体をこわしても
マイペースながらも止まりたくなかった10年。
今は、同じ言い方をすれば「立ち止まっている」機会で
10年目にして必要な「立ち止まり」の気がしています。
ただの「立ち止まり」では無いと確信してますけどね。
この梅酒が美味しく熟す頃には
満たされて身軽になってそうな自分がいる予感です。